ごきげんよう

ふゆがはじまるよ

都築圭という人のおはなし

 

ごきげんよう

昨日2017年11月18日。
アニメ「アイドルマスターSideM」にて、担当ユニットのひとつであるAltessimo(をまだ結成する前の都築圭と神楽麗)が、動いて喋りました。

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なんという世界線に生きているんだ。感謝しかない。

それに伴い、いろいろ都築さんと音楽についてまたいろいろ解釈が深まったというか、考えるところがあったので、自分用の備忘録としてぽちぽちすることにしました。

あくまで個人的な解釈なので、これを受けて「わたしもそう思う」と思う方も、「ここは理解できるけどここは違うと思う」「そもそも決定的に解釈が違う」と思う方もいらっしゃると思います。この記事が「あなたにとってのAltessimo・都築圭」を考えるきっかけのひとつになればうれしいな、と思います。いろんな人にとってのAltessimo像を見るのが好きなので…!もしよければ、是非「あなたの思うAltessimo」のことも聞かせてくださいね。

 

作曲家・都築圭

さて、都築さんは元作曲家のアイドルです。今まで彼の作曲家時代について言及されていることといえば、

・「伝説の歌姫」の大ヒットしたデビュー曲(でありその曲を最後に引退してしまった事実上最初で最後のヒット曲)を作った(虹の音楽祭イベスト・雑誌ほか)。

・「あのときの彼女の歌は、素晴らしかったなぁ。僕が歌にこめた期待以上に、彼女は応えてくれてね。歌に魂が注がれていくさまを見て、心が震えたよ」「あの頃の僕は、彼女に曲を捧げることが全てだった。僕の作る曲に魂を吹き込み、最も美しい音へと昇華させてくれるのは彼女だけだと思っていたから。」(ST@RTING LINE11ドラマパートより)

・旬くんに「都築圭さんですね。驚きましたよ。あんな著名な音楽家が、日本のこんな、小さなプロダクションに所属していたなんて。」と言われるほどの人だった。(電撃オンライン「現役高校生バンド"High×Joker"にインタビュー!」より)

などがぱっと挙げられると思います(もちろん他にもたくさんありますが)。

これまでの彼を見ていると、「彼は世間に著名な音楽家として認められていながら、恐らくは『彼女』との別れが原因か、何かしら自分の表現したい音楽を見失ってしまったのではないか」、と思っていました。まだふんわりとした理解しか出来ていなかったので、いつかそれが補完される日は来るだろうか、と、自分なりに彼がどんな「理由」を背負っているのかわかる日が来るのかと待っていました。まさかそれが、アルテはそんなに出ないだろうと思っていたアニメでのことになろうとは。

ですがまず先に話題にあげるのは、時系列的にアニメよりも先に世に出た、ORIGIN@L PIECES04に収録されているソロ曲「Sanctuary World」です。

 

「五線の上でいつしかサイレント」

これまで「Never end『Opus』」でもAltessimoの2人の苦悩は歌われていましたが、都築さんの過去については、今までぼんやりとしか明かされていませんでした。名言されていたら完璧にわたしの見落としですごめんなさい。

ソロの感想については前も書いたので詳細は割愛するのですが(よければここからどうぞ→ありがとう世界 - ごきげんよう) 、わたしはこの曲を聴いて、麗さんとの出会いで彼の世界が再び色づき、世界はこんなにも素敵な音に満ちているのだな、ということを思い出せた…そして彼が感じた世界を音にして届けたいと思えるようになった、ということなのかな、と感じていました。
しかしまぁ、やっぱり過去についての明確な答えがあるわけではなく、これまたぼんやりとですが、音を通して彼のこれまでの苦しさと未来への期待が届いてきたことに感動したことを覚えています…… このときもまだ、「彼は自分の探していた『奏でたいと思える音』をなくしていたのではないか」ということを考えていたわけなのですが、明確な答えとは言えず。

ではそもそも、彼にとっての「良い音」「素敵だと、奏でたいと思える音楽」(俗っぽい表現しか出来ずすみません)とはどんなものなのかを一度考えたいと思います。

 

都築圭の「音楽」

パラダイスリゾートでの一件や、自然満喫、ジャパンフェスタなどのカード台詞を見ていても、彼は自然事象(波の音や風の音など)や動物からも「音」を感じ取ることで自分なりに吸収・解釈することができるように思います。

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また、初期のイベントストーリーでは
「確かに音楽も、解釈は必要だけど結局は心で感じるものが大きいだろう。(ドレミファ★メロディ ストーリー02より)」
「2人の間は、言葉ではなく音楽で繋がっていたしね。(スクール・オブ・コーラス ストーリー07より)」
のような言葉もあり、無理に言葉で表さなくとも、音楽があれば相手を・自分を理解できる、音は言葉より雄弁、みたいな部分があったのではないか、と考えました。音楽は、彼の中にある世界を表現し人に届ける(発信する)ためのものであり、他者や物事を感じ取る(受信する)ためのもの…コミュニケーションツールでもあったのではないか、と。まさに「Music is Heart(音楽は心)」というか。オフショットの台詞でも画像のように述べています。

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ですが、もちろん誰もが彼の音楽(にこめられた「伝えたいこと」)を、言葉での説明なしに音だけで完璧に理解できるわけではありません。空の境界に出てくる玄霧皐月の「統一言語」みたいなものですから(わかる方には伝わるかな…?)、一方通行のコミュニケーションになってしまう。ストーリーを経るごとにだんだんと「言葉にしないと伝わらないこともある」ということを理解して、彼なりに言葉にして伝えようとしてくれる機会が増えてきているように感じています。ありがとう神イベですね浅草

これを踏まえて、彼がプラスの感情で「感じ取って」いる音楽はどんなものか。ドレミファ★の雑誌では子どもとの連弾を楽しんでいる様子が描かれていたり、音楽教員のカード台詞では学生の合唱に興奮していたりと、巧拙よりも「そこにどんな気持ちが込められているか?」を重要視しているように見えます。サイバネでも「うまく歌わなければ」と力んでしまう旬くんに「そんなに肩の力を入れなくてもいいんじゃないかな。」「音を奏でるって、もっと幸せで…楽しいことだよ。」とアドバイスしていますし、大事なのは「上手下手ではなく、曲が生き生きとしていること」なのかなぁ、と思うのです。

ここでひとつ、彼と音楽を考える上で、ずっと引っかかっていた台詞について触れさせてください。それがこれです。

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「くだらない流行歌」

先に「彼は音を通して人や動物から気持ちを感じ取ることができるのではないか」とお話しました。それならば、どんな曲にも作り手の意図や気持ちが込められていることだって、作り手である彼は十分わかっているはず。そんな彼が「くだらない流行歌」というかなり強い言葉で、誰かしらの作った曲を批判することがずっと謎でした。
…見た目のイメージから、クラシックよりの作曲をするのではないかと考えられていた期間が長かったのもあり、「誰かが作っている量産されるアイドルソングなどに対してこれを言っているのではないか」とずっと思っていたのですが、その謎が今回のアニメでの登場で、自分なりに解釈できるようになりました。

これは「惰性で書き上げたメロディ」に対する自己批判なのではないか、と。

 

アニメ(とそれに伴うゲーム内雑誌)では、驚異的ヒットを記録した話題の作曲家として情熱熱血大陸で特集されていたわけですが、「放送終了より一週間見逃し配信」とわざわざ書かれているところからも、恐らくあの番組は(四季くんが録画とかしていたのでは?という意見もありますが)最近放送されたものではないかと予想できます。となれば、時期的にはもう「彼女」はいない頃のはずで、それでも彼はヒット曲を生み出していたことになる。
(華村さんの一件などもあり、モバとは別次元の可能性も大いにありますが)(というか別次元だとは思うのですが根底の部分は変わらないですしということで、)エムステで「僕の曲をあんな風に歌ってくれる人には、きっともう出会えない…」と名言していたり(アイドルストーリー都築圭1話)、先に例にあげたSLのドラマパートでも「彼女」の存在の大きさを感じられます。

でも、彼はプロの作曲家です。ヒット曲を生み出した以上、それ以降も仕事の依頼は来たでしょうし、きっと彼は「彼女」を失ってなお、曲を書き続けていた。そして恐らくそれらの曲もまた、世間には受け入れられ、ヒットしていた。インタビューのなかで彼は「言葉は必要ないよ、相手の心が奏でる音に耳を傾ける、それだけでいい…」と語っていて、曲作りにおける根本の部分‪──相手の音を自分が感じ取って、それをまた自分なりに表現して発信する‪──は変わっていない。でも、きっとその「歌」は、彼の求めるものではなかったのではないでしょうか。

「曲」は表現してくれる奏者がいて初めて「歌」になり、受け手の耳に届きます。
自分の作った「曲」を、最高の形で「歌」にしてくれる存在を失った彼は、それでも「曲」を書き続けたのでしょう。もしかしたら、流行している(=どうも多くの人の心に届いているらしい)歌を真似して曲を作ったりもしたのかもしれない。それでも「……僕も待ってるんだ」「僕の中から新しい音楽が生まれる瞬間を」と言っているとおり、自分の目指す「音楽」は見つけられなかった。ずっと自分の「曲」を「歌」にして羽ばたかせ昇華させてくれる存在ともう一度出会えるのを待っていたのです。

 

そして、「やっと…見つけたよ」。

吹き込もう 埃かぶ
褪せたメロディ そこに命を

自分の気持ちを込めたところで届かないだろうと書き続けた「曲」を、相手の心が奏でる音を「曲」にしても、最高の「歌」にはなれなかったそれらを。麗さんのヴァイオリンは天上の音楽に変えてくれた。

彼とならば、新しい音楽を生み出せると思った。
だから、「君と奏でたい!」と、あの時彼は言ったのではないでしょうか。

自分の作った曲になら「くだらない流行歌」という言葉を使ったことも納得がいって自分の中にストンと落とし込むことができたし、初期のカードにおける自己評価の低さもなるほどと合点がいきます。

 

「もう一度 今 届けてみようか」

あくまで彼は「作曲家」であり、「歌を届ける」人間ではなかった。
彼はもともと自分は表舞台に立つ存在ではない、と恒常Nでも言っていましたが、恐らくこれは「曲を歌にする方」ではないという意味だったのではないでしょうか。だから作曲家としてテレビとかに出たことはあっても不思議じゃないなと。

 

「彼はヒット曲を生み出す作曲家として世に認められた存在でありながら、何かが足りないと思っていて、『曲』に命を吹き込み、『歌』にしてくれる人を探していた」

これが彼の「理由あって」なのかなぁ、というのがわたしなりの答えです。

 

そして神楽麗に出会ったことで見つけたセカイを、新しい音楽…新しい楽譜(ゆめ)を、自らも彼と、プロデューサーと共に「歌」にしようと決めた。

 

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1月には待ちに待った3rdアニバCDの発売も発表されました。
二人がこれから奏でていく「新しい歌」は、どんなものになるのでしょうか。

これからのAltessimoからも目が離せません。

 

どうかたくさんのプロデューサーさんが、彼らのことを見つけてあげられますように。
ありがとう、アニメアイドルマスターSideM

 

いつか"よろこびのうた"を届ける彼らを、またアニメで見られますように。

そして2人がこれからも、至高の音楽を目指して歌い続けてくれますように。

これからも精一杯プロデュースしていきたいと思ったのでした。

どうぞ同僚のみなさま・ファンのみなさま。これからもよろしくお願いします。

 

ここまで長々とお付き合いくださりありがとうございました!!!

サイバネCD発売おめでとうございます!

ごきげんよう

THE IDOLM@STER SideM「Cybernetics Wars ZERO~願いを宿す機械の子~」
CD発売おめでとうございます!!!!!

それからLIVE ON ST@GE!配信おめでとうございます!!!!!
タイムラインはエムステでいっぱいだが!わたしもエムステツイートめっちゃしてるけども!どうしてもサイバネの話がしたかった!
サイバネCDは全国のCDショップで発売中です!!!!!!!!!

(まだ買ってないや!って方は下のリンクを是非ご活用ください)

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もう、聞いてから、有り余るパッションヌをどこにぶつけていいかわからなくてとりあえず「記事を書く」のボタンを押してしまった。以下、翔真さんファンの都築Pサイバネゾンビがネタバレしかしていません。

 

まずドラマパートのお話を少し。
CDが出る前に内容について「サイバネゼロのプロモーションをする5人のお話」だという風に書かれていて、ふむふむなるほどと思っていたので、まさか、あの、イベントストーリーの一部や新しいシーンが、ドラマパートで聞けるなんて全然思っていなくて、初めて聞いたとき変な声が出ました。イベントストーリーをフルボイスで聞けただけでもなんて幸せなことだろうと思っていたのに、こんな、役者さんの間合いで演じられた、BGMやSEまでついてる状態で聞けてしまっていいんでしょうか……すごいよこの世界線……。

ケヴィン役の都築圭の、あんなにも優しそうな声で「目覚めてくれてありがとう、ADAM」「君は特別な子だ」「君は、僕の希望だ」って聞けるなんてもう…もう…すごいよちゃんと「都築圭が」「演じて」るの…………すごい……………ありがとうございます世界………(すぐ世界に感謝するP)

アイドル同士の掛け合いもすごく彼らが生き生きしていて……主人公を演じた旬くんの成長ぶりを感じられると共に、初めてのユニット越境のドラマCDで、「この5人だからこそ完成したんだな」ということも感じられて、すごく幸せでした。

本当に、都築さんがすごく生き生きと喋ってらして……あ、生きてる、担当が生きてる、ってずっとぼやきながら聞いていました。旬くんと音楽のお話をしたり。寝ているところに毛布をかけてもらっていたり。ドラマのお仕事をすごく楽しんでいたり……幸せだぁ………(語彙の喪失)

大ファンである華村さんと、担当の都築さんがお話していることにも、もう感極まりまくりでした。普段はユニット単位で動いていることの多いSideMだと、こうしてユニットを越えてみんなが喋っていると新しい発見があったりして、本当に楽しかったです。
あと「(東雲さんに)目ぇ輝かせちゃってぇ~」っていう翔真さん好きです、笑っちゃいましたごめんなさい。つらいとき翔真さんの胸の中で泣かせてほしい

 

曲についても。
試聴を聞いたときは、作品の雰囲気からイメージしていた曲調よりさわやかだ…!と思っていたのですが、フルで聞いてみると、さわやかな中にどこか切なさを感じました。ドラマの結末を知っちゃってるからでしょうか……

もともと別のユニットの5人が、こうしてひとつの曲を歌って新しい魅力が生まれているさまは、まさに都築さんの求める新しい音との出会いなのかもですね。

2番Aメロの
華村「誰にだって祈りがあって」
東雲「譲れない理由のため生きてるんだ」
のところで再度涙腺が決壊しました。イーサンとバリィさんを思うと泣けました。
「譲れない理由の」の「の」の部分がほんとにかっこよくて危うく東雲さんに恋に落ちるところでした。すでにファンではあるのですが。華村翔真さんの夢女子でよかった(だまらっしゃい)。

めっちゃ幕張一日目現地への行きたい欲が高まりました。
ってか絶対行く。生ジェネコン絶対聞くぞ(言霊)。


さて、そんなサイバネゼロ。

初めてのユニット越境での、投票制で決まったCD。
そんな大役を担当が務めさせていただけたこと。

そう思ったらジェネコンを聞いていて涙が止まりませんでした。
胸がいっぱいです。
なんだか、このCDを聞いている間ずっと、夢みたいでした。
都築さんの担当Pになれて幸せだなって、思いました。

まずサイバネという前作が根強い人気を持つグループにいたこと。そして何より、この5人であったこと。翔真さんと都築さんが一緒だったという個人的にうれしかったことももちろんなのですが、この5人じゃなきゃ、このサイバネゼロにはならなかったんだろうな、という配役・バランス……。イベントをやっていたときもずっと本当に幸せだ、ありがたいことだと思っていました。
ストーリーもすごくよくて。終わってからしばらくロスってしまったし、CDを聞いてまたぶり返してしまったくらいには素敵なお話でした。

CD内でも言っていたように、人気があれば、次があるかもしれない。
サイバネに限らず、また何かの続編や音源化があるかもしれない。
そして何より、担当のこの晴れの姿を、たくさんの人に聞いてほしい。
だから是非、サイバネCD、聞いていただけたらうれしいです。

 

そんなわけで、突然夜分遅く失礼致しました。
もうちょっとだけエムステやってジェネコン聞いて寝ます。

舞台「追放選挙」を観てきました。

 

ごきげんよう
夏も終わりかけていますがまだまだ暑いです。

 

さて、8月も終わりに差し掛かった今日この頃、タイトルの通り、舞台「追放選挙」を、観てきました。

以下、原作ファンで伊純白秋さんのヲタクの、舞台は好きですがそこまで詳しくはない程度の二次元と声優さんメインで追ってるヲタクが、ネタバレ全開で書いている文章になります。

 

そもそも、追放選挙自体、こう、いろいろ言われているゲームではありますが、わたしはとてもとても好きで、特に伊純白秋って人が好きなんですけど、キャラみんな、全員大好きで、結構何回も周回したりして、でもまだ全メッセージ埋まってなくてみたいな感じで………いやーあれどうやったら埋まるの!まだちまちま楽しみながらプレイしています。夏コミの缶バッチちゃんと全員揃いましたありがとうございます。

伊純白秋さんが好きで好きで仕方ない話、前に書いたのを少しまともに加筆訂正して記事にしました。一個前のやつです。これです→復讐するは彼にあり - ごきげんよう

上にも書いたとおり、舞台は好きですが、そこまでめっちゃ行く方ではないし、二次元アイドルやら声優さんやらを普段は追いかけているものですから、舞台化と聞いて、正直最初は行こうか悩んでいたし、ギリギリまで結構悩んでいたのです。

今までいわゆる2.5次元舞台的なものは、あまり好きな作品がされたことは少なくて(夢100くらいじゃないかな多分)、されたとしても行くほどではなかったんですね。

舞台自体好きなのは、もともと中高とも演劇部でしたし、人に誘われて行ってみたり、たまにふらっと行ってみたり、何回か学生有志の公演の照明スタッフですがやる方もやったりして……ですがどなたか俳優さんのファンだったり、熱狂的に通ったりするほどの舞台好きというほどでもなく。だからこそ「絶対行こう!」とは思えず、正直あのゲームをどう舞台化するのかと、期待と不安とが混ざった気持ちでおりました。

でも、あーだこーだ言うくらいなら、見てからいろいろ言おう。
行かないで後悔するくらいなら、言ってから「もっとああだったらよかったのに」と言おう、そう思ったのと、たまたまご縁があったのとで、観劇する運びとなりました。

 

前起きが長くなりすみません。
行った感想は「これ観に来てよかったなぁ」です。正直侮ってました。

まず開演前のアナウンス。アリス役の橋本さんがアリスで喋ってくださったんですが、ちゃんと「エネルギー保持のため、公演中は非常灯を消灯するよ」とか「ボクのルールに従わないと死んじゃうこともあるから、気をつけてね」とか、アリスが喋ってる…!ってなって、そこからもう震えていました。

あのゲームのお話のボリュームを、果たしてどうやって2時間弱という舞台の尺で収めるのか、というのはずっと思っていて。こうまとめてくるかー!みたいな。感じでした。最初の各キャラの台詞がキャラ紹介動画の最後の台詞なの、思わずにやっとしてしまいました。そんなところもこだわってる…!
行くか迷っていたときに少しだけネタバレを拝見したのですが、ゲームやった人間としては、やっぱり最初の未彩ちゃんのことを思い出さないところで「おお!?」となって。嘘がわかるあの赤文字の表現の仕方も、オリジナルキャラの皆さんの生かし方もなるほどなぁ、と。
今までゲーム内ではお話があの12人(+アリスとノーリちゃん)で完結していたので「アリスの話す世界観がすべて」だと思っていたけれど、「もしかしたら外にこういう別の組織なりなんなりが関わるお話があったのかもしれない」と思える可能性というか、余地というか、そんなものを与えてくれるお話だったかな、と感じました。

若干原作と異なる点(異なると言うか、取り上げ方が少し違うというか。動機につながるであろう過去の部分なんかでしょうか、百合園さんあたり顕著だったかもしれません)もありましたが、2時間でまとめる・お客さんにそのキャラの人となりを伝えるためには全然許されるだろう範囲内だったと思います。
ただ、どうしても自分が原作プレイ済みの人間なので、お話の全貌が一回舞台を見ただけでは伝わりきらないかもしれないな、という風に思ってしまって。舞台にする、台詞にするために、どうしても表現を簡潔に・説明っぽくならないようにするために仕方なかったのかな、というところが、どうしても言葉足らずに見えてしまって…、これをきっかけにプレイしてくださる方が増えたらとってもうれしいなぁ、と思った次第です!

最後の選挙の展開なんかも、知ってたからついていけたけど、初めての人は結構「ん?」ってなってる内に過ぎちゃったんじゃないかなぁ、と。苺恋ちゃんがわかりやすく気づいてくれたので、まだわかりやすくなっていたのかもしれないんですが…!

ラストはここで思い出すか~!とびっくりしました。一回しか観劇できなかったので、ちょっと把握しきれていないところがあったかもしれないのですが、「ゲーム内でも行われていた5001回目の選挙の、ありえたかもしれない別の可能性」なのかな?と個人的には思いました。ぬいぐるみあったし。あれで思い出せなかったけど、別の形でトゥルーエンドにたどり着いた彼らのお話。そのへんは観た人によって感じ方違うかもしれないのですが…。
あそこで終わってしまうって、あの舞台においては要くんは全然トゥルーエンドを迎えられていないんですね……地球に帰れたとして、その後どうなるんでしょう。その後を想像してみるのも面白いかもですね。

 

少しずつ、キャラクターのお話も。
まずはやっぱり好きなので、白秋さんのお話を。
白秋さん役の桐山さん、人生で3度目の舞台だとTwitterで仰られていましたが、そんなことぜんぜん感じさせないほどの名演で…!本当に二次元から白秋さんが出てきていたみたいでびっくりしました。横にいた双子のお2人がずっと白秋様白秋様~としてらしたのもあってか、2人への対応の仕方も、立ち姿も、すごく白秋さんでした…終演後お話させていただくこともできたのですが、近くで拝見したら本当にきれいなお顔立ちだし、すごく優しい方で…本当に、桐山さんの白秋さんを拝見できて幸せでした…。

個人的に、過去のあの「お前たち……殺し合え。生き残った方を、愛してやる」の台詞が大好きで、あの台詞を、音も映像もある状態でこの目で生きてるうちに観ることができるとは思いませんでした…ありがとうございます。ありがとうございます…!

まさか過去のお話をあそこまでしっかり描いてもらえるとは思わなくて本当にうれしかったですし、白秋さんの「復讐についてどう思うか?」という話をあんな風に盛り込んでもらえたのも嬉しかったです…結局作中、本番の選挙は一度しか行われなかったけれど、あんな風にゲーム内の他の選挙の内容にも触れてもらえるとは思わず震えました。

 

他のキャストさんたちについても少しずつ。
全体的に何様だよって感じの文になっちゃっている気がする。ごめんなさい。

要くん。どうしても原作を知っていると原作と比べてしまうのですが、原作とはまた少し違った趣で、でも要くんの理知的でありながら、親しい人のことになると暴走することもある部分はしっかりリンクしていたなって思います。他の方々が本当に二次元から飛び出してきたみたいな演技(もちろん良い意味でです)な中で、すごく舞台俳優さんだな、という感じの演技だから少し他と違った雰囲気を感じたのかもしれません。

苺恋ちゃん。本当に本当にかわいかったです…!正直ゲーム本編のプレイ前、苺恋ちゃんのキャラ紹介を見て「この子怖っ」って思っていたのですが、遠藤さんの演技と立ち絵、シナリオのおかげで、読み進めるほど本当にかわいくかわいく見えていって……そんな苺恋ちゃんの「危うさを内に秘めた強かさ」みたいなのがすごく、すごく感じられて、本当に苺恋ちゃんがそこにいました。すっごく素敵でした!!!

ノーリちゃん。追放選挙のキャラって結構みんな思ったより幼い子が多いと思うのですが、その中でもとりわけ幼そうで、それでいてすごく難しい役どころだったと思うのですが、見事にノーリで…めちゃめちゃびっくりしました。やっぱりプロの役者さんってすごい……。

未彩ちゃん。出番は少なめだけれど、作品で鍵になるキャラクターで。最初要くんが思い出さなかったからどんな形で出てくるんだろうと思っていたら、ラストであのシーンを見ることになるとは~ってちょっとびっくりしました。未彩ちゃんのあのシーン、すごく観ていて心に…来ますよね……すごくこう…罪悪感に訴えかけられました…。

 

アーシャちゃんカーシャちゃん。ゲームでも双子の松田姉妹が演じてらしたんですが、まさか舞台でも本当に双子の方が演じるとは…!お2人とも衣装がすごく似合ってらしたし、双子ならではのコンビネーションですごかったです…!蓼宮姉妹の恐ろしさがバシバシ伝わってきて、いやーこりゃあすごい素敵だ…めっちゃあの3人が三次元にそのまま現れた…って感動していました。アフタートークでも仲良し(?)っぷりを拝見できてとても楽しかったです。

 

勇璃くん。成人男性の方がやっていると思えないほど愛らしくてすごかったです…原作以上にツッコミキャラとして輝いていたように思います。本当にかわいかった…儚げでかわいらしいのに、過去のシーンではどこか底の見えない仄暗さみたいなものもしっかり見えたりして。もうだめだ語彙がないから「めっちゃ勇璃くんだった」しか出てこない。

道宗くん。2人を大切に思っていて、ちょっと抜けてるところもあるけど、憎めなくていいやつな体育会系!…って感じの道宗くんのベースはしっかりある中で、役者さんの色がうまいこと乗っていて、新しい道宗くんの魅力みたいなものに気づけた気がしました。すごく素敵でした!アフタートークでも五十嵐さん大活躍で、最初の印象と見終わっての印象が一番変わったキャストさんかもしれません。素敵な方と巡り会えますように!

実乃璃さん。もうそこにみおりさんがいました。すごかったです。夢見がちで、おっとりしていて、でもお姉ちゃんで、ちょっと優柔不断なみおりさんが…いました…。最後の未彩ちゃんのシーンとか、もうみおりさんそのもので…感動しました…。
ここ三人の過去のシーンの最後のところ、台詞回しがすごく印象的で好きでした。勇璃くんの最後の一言がすごく切なくて「あああ…」ってならずにはいられなかった…

 

百合園さん。もう喋った瞬間「百合園さんだ…」ってなったくらい百合園さんでした。原作よりか少し狂気レベルマシマシでしたが、それがより百合園さんというキャラを際立たせていたし、あの作品内で苺恋ちゃんとのシーンにきちんとつながるよう、いい塩梅だったんじゃないかなって感じました。

忍頂寺さん。いや~!!!本当に、各キャラ過去編が!あると思わなくって!(むしろ要くんたちについては伏せられていましたがあれはアリスのクイズもなかったことなので…)忍頂寺さん!すげ~よかったです!(語彙の欠如)。「『おいしかった?』って」のところ心の中で「うわー、うわー好き」って唱えていたくらい忍頂寺さんでした。最後ちゃんと出て行くところも、わー!彼の心が尊重されてる!って嬉しかったです。どうあがいてもやっぱり彼は救われない…いや、彼が望んでいるのでいいんでしょうけども。
ダメだ語彙がないから「ほんとにそのキャラが三次元にいたんだもん!見たもん!」みたいになってしまっている。すみません。

綾雷くん。やっぱりいたんだもんってなってしまうんですが、綾雷くんもすごく、あのいきがっちゃうけど本当はちょっと臆病ないいやつっていうのが!台詞の端々から感じられて…!脚本演出の突然の変更で、大変なところもたくさんあっただろうに、すごく作品を大切に大切に書いてくださったんだろうな、って伝わってきて、すごく嬉しかったです。お話してみたらすごく気さくな方で、直接お話できて嬉しかったです。本当にありがとうございました、お疲れ様です…!舞台のこと、もっともっと好きになりました。

アリス。橋本さん、本当に違和感なくアリスで、最初「人間がアリスを…!?」と思っていたのですが、杞憂でした…すばらしかったです。すごくパワフルな演技をされる方だなぁ、と観ていてすごく心地よかったです。アリスのあの憎たらしいけど憎めない絶妙なバランスで…すごかった(やっぱり語彙力が足りない)。

それから、twitterの方でオリジナルキャラのますみちゃんを演じてらっしゃった最上みゆうさんと何度かリプライさせていただいて。直接お話したときもすごく作品のことを愛してくださってるんだなぁ、と伝わってきてすごく嬉しかったです。
物販のところでずっとお話してくださった田中さん(間違っていたらごめんなさい…!)も本当にありがとうございました!

 

長々と綴ってしまいましたが、個人的には大満足でした。
良い意味で予想をたくさん裏切られて、悩んだけど行ってよかったなぁと思える公演でした!まだ千秋楽は残っておりますが、どうか最後までがんばってください…!

素敵な時間をありがとうございました!

 

ではではまた~!

復讐するは彼にあり

(「追放選挙」というゲームの伊純白秋さんという方のお話です)
(タイトルはグラール騎士団が好きな皆様にとってはおなじみのアレです)
(5月末くらいに深夜テンションで書いた文章を少し追記した程度の残念な文章です。)
 
ごきげんよう、最近なんかびっくりするくらい暑いですね…

さて、先日「追放選挙」というゲームを買いました。発売前から情報は追っかけていて、珍しくしっかり発売前に予約の上全額内金して買ったゲームで、めちゃくちゃ楽しみにしていました。
公式サイト↓
http://nippon1.jp/consumer/tsuihou/sp/

ただ。
全額内金して発売日に取りに行ったはいいものの、ひとつ大きな問題があったのです。
 
わたしVita持ってねえ。
 
そんなわけでしばらくプレイできないまま放置していたわけなのですが、数日後にお友達にVitaを貸していただいてついにプレイできるようになりました。トゥルーエンドを迎え、何度か周回し、まだ全メッセージの90%しかあいてないんですが、ここらでちょっと記事を書こうと思って筆をとった次第です。(やっといま95%になりましたがまだ全部あきません。ぐぬぬ)

もうね、あのね、みんな残念ですごくいい(語彙力の欠如)。
個人的な話で恐縮ですが…ってここより前もここから先も全部個人的な話なんですが、残念な人間の演技がだいすきなんですよ…。狂ってたりとか、叫んでたりとか、人間の醜い部分みたいなのをさらけ出してる演技聞くのがだいすきなんですね。この人、趣味が悪いですね。
なので、この手の作品は大好物で……でも読み物ゲーってあんまり得意ではないので、普段はなかなかそんなに買おうとはしないのですが…正直言ってキャラのぶっ飛び具合と中の人にホイホイされました…。


さて、いざやってみ始めた感想は、確かにダンロンのパクリだなんだ言われるのも…わか…わからんでも…ないな…?みたいな。もう客観的な視点で見られないくらい入れ込んでしまって「ごめん多分面白いからみんなとりあえずやって(雑)」って感じです。公平な目で見たらどうなるのかわたしに教えてください(?)

主人公・要くんの山谷さんの演技もかなりぐっときてめちゃめちゃ好きだったのですが(特にあの最後のあるキャラと入れ替わってるところとか!)、今回は伊純白秋さんというどうしようもない可哀想な人の話がしたい。ネタバレを多分に含むというか、プレイした方向けな文章になるので、まだ見たくないって方は以下ご注意ください!



伊純白秋。読みは「いすみはくしゅう」。
20歳の大学生なので2年生か3年生ですね。多分。
蓼宮(たでのみや)アーシャ・カーシャという双子と行動を共にする、色白トンチキカーディガンおにいさんです。
双子の隣の家に住んでいて、彼女らの日本語の家庭教師として関わることになるわけですが……双子に病的なまでの愛情を向けられてしまった彼は、平穏な生活を、自らの肉親を2人に奪われてしまったことで、2人に復讐することを誓います。

そんな彼の一番の目的は「自らの手で双子を殺して復讐を果たすこと」。それ以外に彼の目的・生きがいは最早なくて、その目的のためなら自身の命さえも捨てていいという、ぶっ飛んだ人です。
基本この作品のキャラたちはみんな悲しい過去があったり、どこかしら倫理観が壊れてたりする(先の「悲しい過去」が影響してたりする)のですが、彼の場合は「自らの手で双子を殺したい」という部分でしょうか。復讐の手立てとして法的手段の手を借りず「目には目を、歯には歯を、ですよ」などと言いながら、ハンムラビ法典よろしく双子を殺そうとしている。もちろん双子の方も簡単に彼の両親を殺し、しかもそれを闇に葬るというトンデモ幼女なので(設定的にもマフィアの娘で〜みたいなのがありましたし)、そう簡単には殺されてはくれないわけですが……

さらには先にお話したとおり、復讐のためならば自分の命すらも捨てる覚悟でいて、「2人を一番絶望させられる方法はなんだ?」「自分が死ねば彼女達に一番ダメージを与えられるのではないか?」という考えのもと、自らの体に少しずつ毒を盛っているというのです。そして「奇妙な愉悦と、自虐的な快感の中で毒に蝕まれていく自分の体を、ただ遠くから眺めていた。」とも。
最初は純粋な憎しみだった彼の殺人願望は、徐々に楽しみへと変わり、今では双子との奇妙な関係を楽しんでいる。なんとも残念、なんとも愚かな人じゃないですか。

そしてゲーム内で、彼より先に双子を追放すると、なんと「双子の代わりに主人公のことを殺そうとしてくる」のです。選挙のシステムにより、追放されてしまった人のことは主人公以外の生存者全員が忘れてしまうことになっています。そこで彼は、唯一の生きがいである「殺意」の行き場を失い、それを主人公に向けてくるというわけ。
双子への殺意にはまだ復讐という言い訳ができたけれど、この殺意にはもうそんな言い訳もできません。選挙というシステムに踊らされて、彼は殺人鬼になり果てるのです。めっちゃ高まりません!?よくない!?どうしようもなくて震える!!!!!

多分、彼はもともと殺人鬼としての素質を持っているのだと思います。作中、移住計画の原因でもある誰かを殺した人は症状が治まるという殺人ウイルス。そのウイルスの感染者であり過去に過失とはいえ人を殺したことのある彼は、本来ならばもう殺人衝動を抱くはずはないのです。双子の叔母さんを殺してしまった時に殺意が収まらなかった時点で、彼は紛れもなく「殺人鬼」なんじゃないかな、と。最後に見られる資料でも「肉体的、精神的な欠陥が認められるが」って書かれてるし、紅茶事件でも「誰でもかまわないくらいに……」「ひょっとして僕は、ただの快楽殺人者だったのかもしれないね……誰でも殺そうとするような……」って言ってるし(要くんは否定しますが…)。
…とすると、ただの臆病者なのでしょうか…実行する勇気はないけど、殺意はどうしても消せない。からこうしておままごとみたいな殺人計画を彼は続けている。かわいい……かわいいなぁ………。



閑話休題
ここから少し違う作品のお話になりますので、飛ばしていただいて大丈夫です。
わたしが二次元で最も愛している(わたしとしてはもうこの感情が好きとかそういうものなのかわからないのですが)キャラクターは「亡念のザムド」という作品の寺岡フルイチというキャラクターです。阿部敦さんのファンなのにアキユキじゃねーのかよ!と言われそうですが、フルイチが好きです。これまたネタバレ注意なのですが
〜〜〜ここからネタバレ〜〜〜
彼は主人公・アキユキと、ヒロイン・ハルの幼なじみで、お互いなんだかんだ直接言葉にはせずとも好きあっている2人をずっと近くで見ながら、彼もまたハルに恋をしていました。
しかしある日起きたテロにより異形の力を手に入れたアキユキは国に追われ、彼らの住んでいた島から失踪してしまいます。「あんな化け物のことはもう忘れろ」とハルを諭すも、ハルは「アキユキは生きてる」と信じてくれません(実際アキユキはその力とうまくやっていけるようにトレーニングしていてきちんと自我を持って生きているわけですが)。

そこから徐々に彼のハルへの愛情はもっと醜いどろどろしたものに変わっていってしまい、あるとき島に帰ってきたアキユキとフルイチが対峙した時、実は同じテロ事件をきっかけにフルイチもまた「自分が化け物と蔑んだアキユキと同じ異形の力」を手にしていて、しかもそれをコントロールしきれずに暴発します。彼の中の負の感情が爆発し、結果ハルにフラれ、アキユキには一瞬とはいえ殺意を持って殴りかかられる、という可哀想な彼は、最終的に国に捕まり護送される途中、その力を使って自ら命を絶ちます。
〜〜〜ここまで〜〜〜

本来ならば主人公に対して、悪役のキャラなどに与えられることの多い光と影の影の方の役回りを、彼は親友という立ち位置でもって見事に務め、光になることは出来ないまま、その生涯を閉じました。

彼のこの作品世界における存在意義は、ある意味「不幸であること」です。アキユキとハルが幸せになれば、彼は絶対に真の意味で幸せになることは出来ない。どこまでも主人公の影であること、それが彼の「存在意義」なのです。極論「幸せになれたらそれはもう『寺岡フルイチ』ではなくなってしまう」。そのどうしようもなさが好きなんです。

わたしはハルのことを好きでいるフルイチが好きです。
自分が彼女になって彼を幸せにしたい!とかは微塵も思っていません。でも、「今日はいい天気だなぁ」とか「今日もお味噌汁がおいしいなぁ」とか、フルイチの言葉を借りれば「そんなちっぽけな幸せ」のある日々を送るだけの支援を、なぜわたしはしてあげられなかったのだろう?と思わずにはいられなくて。まぁ無理なんですけどね。神じゃないし。
願ったところで「幸せな寺岡フルイチ」というのはもうその存在自体が矛盾で、それはもう寺岡フルイチではない。彼は永遠に幸せになれない。この構図がめちゃくちゃに好きで、伊純白秋さんにも通じる部分なんですね。



長くなりました。
ここからまた白秋さんのお話です。
彼もまた「永遠に幸せになれない」キャラクターであると思うのです。
まずこの終わらない選挙の繰り返し。もしあのまま要くんが気づかずに選挙がまだ行われ続けたとしたら、物資の許される限りあの冷たいベッドの中で追放し合っていたことになる。もしかしたらそのどこかで彼は双子を追放するなり、紅茶以外の何かしらの手立てで殺せたりして復讐を果たせたのかもしれませんが、それはすべて現実のものではない。(追記:夏コミの本ではちゃっかり双子よりも後まで生き残っていましたね……ちょっとだけ幸せな気持ちになりました。)
…まぁ、アリスのあの周到ぶりを見るに、紅茶以外の何かで彼が双子とアリスを出し抜けたとは思えないし、彼の場合毒入り紅茶事件から察するに、選挙で勝って相手を追放して化け物に食われて殺すことより、あくまで自分の手で殺すことにこだわっているように思うのでどうなんだろう…。いや5000回もやってれば1回くらいは殺せてたり…しないだろうな。

それ以上に大きいのは、「双子を殺すこと以外の目的がもはや彼には存在しない」という部分。もしも仮にトゥルーエンド後に地球が復興していて、仮に彼が双子を殺せたとしても、もう彼には何もないのです。「告白して付き合うまでが一番楽しい」みたいなのと少し近いのかもしれませんが、彼と双子は、最早今の状況を楽しんでしまっている。殺してしまえばこの関係は終わってしまうから、彼の一生の目的は恐らく果たされないだろうし、果たされたところで彼にはもう何も残ってはいない。この奇妙な三角関係を続けることこそがもしかしたら彼にとって一番幸せかもしれないという矛盾。「双子と共依存のような関係に陥っている」と書かれている通り、彼はただ「あの双子に振り回されて困ってるお隣さんのお兄さん」ではすまされないのです。どうしようもなくないですか。このどうしようもなさが愛おしい。伊純白秋が本当の意味でその野望を果たすことは、きっとないのです。

これからもどうか、不幸であり続けてほしい。不幸なあなたが好きだ。
これからも何度でも追放してあげたい。
哀れな復讐者伊純白秋は、こんなにも可哀想でいとおしい。

……こんなことを思ってる時点で、自分も蓼宮姉妹とあんまり変わらないのかも知れませんね。かわいそうな白秋様が、わたしも好きです。

何やら自分の性癖を晒してるだけの文章になっている気がするけれど、伊純白秋さんはいいぞ!!!!!って気持ちを何かにぶつけたかった。勢いだけで書いたのでいろいろ雑ですすみません。


その他文脈の中に入れ込めなかった萌えたところシリーズ(箇条書き)
・一連の紅茶事件シリーズ
総じてかわいい。本当にかわいい。こんな陳腐な作戦でアリスと双子と主人公を出し抜けるとでも思っているのか?????かわいすぎる。殺意を消せないのに殺人鬼にはなりきれない伊純白秋さん残念かわいい。

~ここから資料室で読める過去のおはなし~
・「その時は彼女もいなかったし、時間も余っていた。」みたいな文章。あ〜二流大学生!って感じのこの煩悩を感じさせる文面!見た目や言動からは割とそういうことにあんまり興味無さそうな感じなのにこれよ!!!最高だな。ギャップがいい。

・『お前達を……必ず殺す』
『お前達…殺し合え。生き残った方を、愛してやる。』
このセリフにボイスついてたらわたしは死んでた。
けどついてほしかった。ありがとう舞台版追放選挙
普段あんな優しげに話すのになんだこの言葉遣いは?????

最後のアリスとの裁判の時、双子に対して「少し黙っててくれないか?」って言った時の声の冷ややかさも最高でした。選挙の部分のボイスもログみたいな形で戻って再生できたらすばらしいのになって思ってます。

・追放される時の「嘘だ…嘘だうそだウソだ!ははっ!あはははははっ!彼は嘘つきだ!全員殺すんだ!全員、死ぬんだ!」
最高に残念さが滲み出ていてかわいい。それまでは「要くんが全員殺してくれるはずだ」と思っていたのか割と冷静?というかいつも通りのテンションで話していたのに、あの嘘をついた途端これだ。そこには要くんとアリスと彼しかいないはずなのに「彼は嘘つきだ!」とか同意してほしいのか?ん?って感じのこの………はぁ…………このセリフを聞くためについ何度も彼を追放してしまう。ほんとかわいい。ここの立ち絵が満面の笑みなのも最高。

・その少しあとの「ははははははははっ!」
こういう笑い声が狂おしいほどに好き。
発売前のキャラ紹介ムービーもこの高笑いが好きすぎてガタガタ震えていた。あれで購入を決めたと言っても過言ではないくらい好き。

こんなにかわいそうでかわいくて哀れな復讐者、伊純白秋さんとデスゲームを楽しめる「追放選挙」は好評発売中です。どうぞよろしくお願いします。(ダイマ)

それでは長くなった上まとまりもないですがこのへんで。
ちゃお!

新作ができました

ごきげんよう
タイトル通り!新作が!できました!!!!!

(以下ブロマガ用に書いた文章)
はじめましての方ははじめまして、
初めてではないみなさまはごきげんよう
ぱかのみやと申します。

アイドルマスターSideMが好きで、動画をたまーに作ったり作らなかったりする者です。
他にもすきなものはいろいろありますが、ニコニコ動画では(今のところ)SideMの動画を投稿しています。ニコマスP、と名乗れるほどの自信もなく、もともとそこまでめちゃくちゃニコニコ動画を見るタイプでもなかったので、今ゆっくりいろいろ勉強中の身ですが、これからまったり動画を作る中で、せっかくならいろいろ思うところを発信する場所があったらいいな、と思い、ブロマガを開設してみました。

と、ブロマガ用に書いたらなんかうまいこと表示されなくて泣いています。結局いつものブログで更新です。

早速ですが、今日公開された(されているはず!)、SideM3周年合作についてのお話をしようと思います。

動画はこちら。


身内のいわゆる一人合作P(とスペシャルゲストちゅうとろP)総勢24名で集まりました。
ガチの作品も、ネタな作品も、3周年に際してのお祝いお祭り騒ぎな作品になっています。
一応ちょっぴりだけ主催さんの近いところでお手伝いをしておりましたが、主催さんの頑張りはもちろん、あとは参加者みんなで助け合って完成した合作です、Mステの事前登録やアニメPVも発表された今、SideMに興味を持ってくださった他マスPのみなさまにも見ていただけたらうれしいなぁ、と思っています!

今回自分が作ったのは、ずっとやってみたかったサイバネMADです。
担当の出演により、わたしも晴れてサイバネゾンビとなりまして、イベストを読んでは感動と興奮でどったんばったん大騒ぎでした。この興奮と、ありがとうの気持ちをこめて一本作れたら…というスタンスでがんばった感じです。

さて、せっかく参加させていただいたのに、自分のPCでは1280×720で作ろうとするとプレビューさえままならず、泣く泣く854×480で制作した結果、おっそろしく画質が低くて(大作合作なので仕方ないしなんなら低スペPCの自分が悪い)文字とかかなりつぶれてしまったので、主催さんに許可をいただいて単体でもあげさせていただきました。本当に申し訳ないです……いつか高画質なカッコイイ動画でぶいぶい言わせられるようになりたいです。
単体はこちら↓

そんなに画質変わらない気もするそんなに画質変わりませんでした。

BGMは「瞳のLAZhWARD」という曲です。
自分の大好きな「ガンスリンガーストラトス」というアーケードゲームのステージBGMとして使われていた曲で、こちらも自分にとっては非常に思い出深い楽曲です。
なぜこの曲を選んだのか、というと、ひとえに歌詞がサイバネっぽさに溢れていたから、に尽きます。ずっとサイバネで何か作るならこれでやりたいな、と思っていて…。それと、ガンストもつい先日7月12日に5周年を迎えたので、個人的にそちらのお祝いも兼ねて…ということにしています。

今回は歌いだしから、一番サビの途中でラスサビに飛ぶ感じになっています。本当はフル尺でやりたかったし、主催さんにも「3分超えてもいいよ」と言っていただけたのですが、素材の量と自分の技術が足りず、こんな形になりました。一番サビの「星屑へと散れ」の後に「無窮じゃないこの世さえ 自らの手を汚しても手に入れたいのさ」という歌詞があります。ここすごくロイ様だな…って思ったのがこの曲を選んだきっかけでもあったので、できなかったのがすごく悔しいです。
他にもSideMのアイドルっぽいな、と思うガンスト楽曲たくさんあるので、機会があったらまたやってみたいなぁ、と思っています!

今回はなるべく歌詞を生かしつつ、サイバネ本編のストーリーを損なわない感じにできたらいいな、という感じでシーンを作っていきました。
全体的に歌詞とのつながりを楽しんでいただければと思い、なるべく歌詞を入れつつ、メリハリをつけたいところはあえて歌詞をはずし…としています。書いてない部分は投稿者コメントで歌詞補足してあるので是非あわせてご覧ください~!

「記憶ごと取り込んでやるさ」のところの後ろの英語は瞳のLAZhWARDのフルバージョンの歌詞をぐーぐる翻訳先生に英語にしていただいたものをもりもり書きました。
前にWの双子星の涙を題材に動画を作ろうとしたときに、素材の少なさに苦しんだことがあったので今回も覚悟はしていたのですが、いくら2イベント分とはいえやっぱり素材が少なくて、サイバネ以外の素材を入れるか入れないかでかなり悩みました。夜中に肝試しの背景を編集してるときめっちゃ怖かったです。
特にバリィさん(東雲さん)とイーサン(翔真さん)の素材がカードの立ち絵くらいしかなくて、あまり出番を作ってあげられなかったのが申し訳ないです……自ら素材を生み出す力があれば……ウッすみません…!

いろいろと至らなかった点もあるのですが、今の自分に出来る限りのいろいろと愛を詰め込みました。Cybernetics Wars ZERO~願いを宿す機械の子~のイベントストーリーはモバゲーにて配信中「アイドルマスターSideM」内のイベントアルバムで(イベント中に解放してない方は思い出メモひとつ使うと)読むことができます!なんとフルボイス!この動画を見て少しでも気になった方は読んでいただけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!

自分はSideMを始めてからまだ1年と少しの新人Pです。
たくさんの先輩プロデューサーさん、同僚さんのおかげで今SideMがここまで発展してきて、そしてこれからも続いていくんだなぁと日々感じています。
これからもたくさんのプロデューサーさん、ファンのみなさん、アイドルたちとSideMを楽しみつつ盛り上がっていけたらいいな、と思います。
Mステ事前登録もよろしくお願いします!!!!!!!!!!!!!!!!!

担当アイドル・315プロのみんなと一緒に
夢の向こうへ進んでいけたら!嬉しいです
これからもプロデュースがんばるぞー!
というわけで今日はこんなところで、ちゃお!

ありがとう世界

 

温度差が激しくて体温調節がままならない今日このごろ、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

ついに昨日、4月26日
THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 04が発売されました。

今回はその中でも担当である都築圭さんの楽曲「Sanctuary World」のお話をします。

まだ聞いてない、ネタバレはごめんだという方はそっとブラウザバック推奨です。以下ネタバレしかないです。

THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 04

THE IDOLM@STER SideM ORIGIN@L PIECES 04

 

(Amazonさんは配送が遅れている?らしいので、もし可能なら実店舗や他の通販をご利用いただいた方が早く到着するかもしれません)

 

さて、いくつか前の記事でもお話したとおり(音楽と世界)、わたしはWとAltessimoの担当Pをしています。その中でも特に都築さんとのご縁にたくさん恵まれたというのもあり、都築さんは担当4人の中でも特に思い入れのあるアイドルです。

まず試聴のときめちゃくちゃ驚かされました。オフショットSRみたいなふわっとしたイメージがどうしてもあって、楽曲もふわふわした、優しい春の陽射しみたいな曲だと思い込んでいたからです。試聴については詳しくは前述の記事でお話したので省きます。

試聴を聞き込んでいるうちに発売された声優グランプリでの土岐さんのコメントがまた衝撃的でした。

それだけに今回のソロ曲に対する期待と、同じくらい未知への恐怖みたいなものがあって。都築圭という人物の過去、現在、未来さえも描くこの「音楽」を、「世界」を、わたしは受け止めきれるだろうか…そんなことをぼんやりとずっと思っていました。

 

ついに発売日。

初めて聴いた感想はタイトルの通り「ありがとう世界………」です。語彙が消し飛びました。

涙が勝手にどばどば出てきて止まらなくて、歌詞カードが見えなくなって、それでも一生懸命最後まで聴きました。今やっと1日おいてまともに聴けるようになりましたが、気を抜くとまた泣きそうです。
初めて聴く曲であんなに泣いたのは阿部さんのソロ曲の「BLUE」以来数年ぶり2回目ってくらい泣きました。

 

何度も何度も聞いた1番。改めて歌詞を見ながら噛み締めるように聞いた。
何もかもが色を失って、「僕には音楽しかないから」と言っていた彼が、音を失う切なさ。

はじめましての2番。
Aメロはまだ苦しくて。でもフォロワーさん(みのりさんPの方です)が「五線の上でいつしかサイレント」から「五線の海で呼吸ピアニシモ」だから、少しずつ音楽を取り戻してるんですね、って教えてくれて、少しほっとしました。一人で聞いていた時はすごく悲しく聞こえていたので…。

そんなAメロ途中から裏にバイオリンが入り始めて、「カナリアの声で」「やっと…見つけたよ」

ここで涙腺が爆発してしまった

麗さんとの出会いはこんなにもドラマチックで、彼の世界を蘇らせてくれた。雑誌でも、今までのイベントストーリーでも、何度も見守ってきたこの事実を、改めて音を通して感じることができる。Altessimo担当Pとしてこんなにうれしいことが他にあるだろうか。(異論は認める)

どちらかというと、世界にはこんなにも素敵な音が満ちていたことを忘れてしまっていた、見失っていたのに気づいた、というニュアンスなんだろうか。「心動く揺れ」「あらゆる機微」という言葉もあるように、そういうふっと「素敵だな、いいな」と思えるものを、もう1度彼は音にしてわたしたちに届けたいと思えるようになった………彼は「元作曲家のアイドル」になったんだと、改めて痛感しました。逆に言うと、麗さんと出会うまではそういう細やかな気持ちの変化を切り捨てていたのかもしれないと思えてきて、すごく苦しくなった。海月のように、ただ漂っているだけの日々………。

 

2番サビ後の間奏からCメロの部分の凄まじさについての話をしたい。

2番サビの歌詞を受けてピアノソロ。彼の中の「押し寄せる思い」が実際にピアノの音として聞こえてくる……何度も言っているけれど「音を通して都築圭という人物を感じられること」、これが本当に本当に嬉しくて嬉しくてたまらない。ヴァイオリンとの疾走感溢れる連弾。わたしの頭の中では都築さんと麗さんがお互いに微笑みながら、相手の音に引き立てられて、より良い音をと競い合う幻想が見えました(P特有の幻覚)。そして転調してCメロ。

壮絶としか言い表せない己の語彙力をこんなに呪った日はないと思う。
先程までのめくるめく旋律と比べて、落ち着いたピアノの音に合わせてのCメロ。
歌詞のひとつひとつが、メロディが、都築圭の物語になっている……そしてあのファルセット。Voおばけと呼ばれる都築圭の本気を見た。これはVo値18679だわ。

こんなに優しい声で、未来を見据えて、「もう一度 今 届けてみようか」だなんて、そんなこと言われたら泣いてしまう。泣くしかないじゃん……都築圭と神楽麗が出会ったこの世界に感謝したい。いや二人を見つけてスカウトしたのプロデューサーだからわたしってことになってるんですけど。なんていうかこう、ほら、ね?(語彙力↓)

 

そしてラスサビ。

一番と同じ歌詞なんだけれど、聞こえ方が全然違う。もうひとりじゃない。都築さんの歌声と喧嘩することなく、絶妙な塩梅で後ろでずっとヴァイオリンとピアノが寄り添っていて。これは「Altessimoの都築圭」が歌う歌なんだなって、思いました。

これも先のフォロワーさんの言葉なのだけど、「つがいの羽」はもちろん都築さんと麗さんのことだけど、「見守る日差し」ってきっとプロデューサーさんのことなのかなって思いました、と言ってくださって、また泣きました。
Altessimoを応援してくれる皆さん、この曲を聞いてくださった皆さんへ向けている言葉だろうと思って聴いていたのですが、なぜかすっかり自分を蚊帳の外にしていたので、こう言っていただけたのが本当に嬉しかった。

好きなところがたっくさんあるこの曲なのだけど「なんてサンクチュアリ」の裏の音が特に狂おしいほどに好き。一呼吸おいて、「Rebirth My World」………情けない話、最後のコーラスを聞いてるとき本当に嗚咽が止まらなくて、聞き終わってからもしばらく放心状態でぽやーっとしていました。

 

2人にとって「Melody is Heart」で「Music is Heart」なんだな、ってそこの対比にも泣きました。似たような言葉ですけれど、確かに少しだけニュアンスが異なる言葉なんですよね。見事だなって。

本当に都築圭という人間の物語がここまで見事に描かれているなんて、と涙が止まらなかった。この曲を作ってくださった皆さん、ここまで都築さんを連れてきてくださった担当Pの皆さん、そして都築さんに命を吹き込んでくださった土岐隼一さんに心からの感謝を……!

 

 

麗さんのソロ曲「Echoes My Note」でも「奏でる」「届ける」という言葉はたくさん出てきました。Altessimoにとってきっとこのフレーズは永遠のテーマであり、彼らの活動の一番根底にあるものなのだと思います。

麗さんがアイドルを志望した理由は

心が奏でる音楽を、必要としている人に届けるために。

未来に向けた決意コメントでは

心が折れそうな時は誰にでもある。そんな時に寄り添えるような曲を奏でられるようになりたい。(後略)

と語っていますし、都築さんも

僕は見届けたいんだ。自分の音の可能性、この手から生まれた音に命が宿る瞬間を。(後略)

と、音楽の可能性を信じています。

お互いに一度失いかけてなお…いや、失いかけたからこそ「音楽しかない」と思っている彼らが、音楽を通して様々な新しい人に、事物に、世界に触れる。
そこで出会った新しい感動をまた音楽にして届ける。こうして彼らはきっと「誰も聞いたことのない、至上の音楽」へ辿り着いてくれるはずだ、とわたしは信じてやみません。
もちろん音楽に長けた2人ですが、「音楽しかない」なんてことはない、これから音楽だけじゃなく、たくさんの大切なものを見つけていくことだってできると思うんです。

まだまだ若輩の新人プロデューサーではありますが、いつか2人が目指す至上の音楽へ辿り着くその日まで、一緒に歩んでいきたいなと、そんなことまで考えさせてくれたソロでした。

グリーティングツアー北海道が本当に本当に楽しみと同時に恐ろしいですが、このあたりで筆を置くことにします。

 

次回、今度こそX Liedの話を、書きたい、と、思って、い、ます。

それではまた、ちゃお。

続・動画をつくりました

 

ごきげんよう、こんばんは。
すっかり春めいてきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

少し前のことになりますが、前回の記事でお話した「都築圭合作」に続いて、もうひとつの担当ユニットでもあるWについてご紹介する動画「蒼井兄弟合作」を制作いたしました。都築さんの方もここで反省会もしたことなので、少し遅くなりましたがこちらについても反省会とか、需要のなさそうな裏話とか、まとめようという次第です。

ちなみに前作↓

 

1.アイキャッチ
Wらしさを、と思ってユニットのモチーフとしてよく使われる六角形(サッカーボール的なあれですかね)を入れ込みつつ、わたしでも描けそうな悠介と享介のモチーフってことで、恒常カードのチェンジ後の帽子と眼鏡を添えました。

2.アオイアオイ(マイムマイム)
人生初の音MADです。機械に関してゴリラとしか言いようがないくらい無知なわたしなので、こちらも全部AviUtlで制作したのですが、それを言ったらフォロワーさんに「えっ」て言われました。なにやら音MADとかつくるのに特化した無料ソフトもあるらしいですね…!これを作るために2人のセリフを全部リストアップして眺めているときが一番愉悦でした。かわいい。

3.ALIVE Side.M
前回もやった硲さん乱入シリーズです。
ちょっと今回Growthゴリ押ししすぎたかなって反省はあるのですが、この動画をきっかけにGrowthに興味が湧いた、という感想も見かけたのでよかったかな、と!
是非Growthもよろしくお願いします!

4.担当紹介
尺との戦いでした。
録音していたときはこんなに長くなると思わず、VICTORY BELIEVERが終わっちゃう~!!!と必死に調整してました。駆け足になってしまいすみません、うまくまとまっているといいのですが…。
2人の魅力が伝わっていたらうれしいです!
蒼井兄弟についてもっと深く掘り下げている蒼井享介合作さんも是非合わせてご覧ください!(制作者さんは別の方です、勝手にリンク貼ってすみません…!)

5.似せようという(ry
友人と電話しているときにやった次郎ちゃんの物真似が案外好評だったのでやってみたのですが、自分で聞いてみたらそんなに似てない気がしたやつです。
次郎ちゃんPの皆さんごめんなさい。

6.生存本能テルキュリア
硲さん乱入シリーズその2。これ流行らせたい。
シンデレラの楽曲は全部は追えていないのですが、好みのものをいくつか聞くので、何か「超える」曲はないだろうか…と思っていたときに偶然これを聞いて、巻き込むことにしました。藍子ちゃんが好きです。

7.コトブキヤカフェでの(ry
仲良しの大学の後輩と一緒にコトブキヤカフェに行きまして、前回でネタにさせていただいたのもあって、フォルテッシモドリンクをネタにひとつ。もちろんWのドリンクも飲みました!こちらもすごくおいしかったです、カレーとあわせたらおいしいと思います!マンゴーラッシー!

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あと個人的にだいすきなヤドンのぬいぐるみでひとつ。本当にかわいかったんですよ…あれ人間をだめにするかわいさだよ…
本当はもうひとつ「展示されていたセカライの「Never end 『Opus』」のときの写真を見たわたし」っていうネタもあったんですが、アレ、その場にいないと面白くなかったやつだわ…って思ってやめました。いつか供養したりしなかったりするかもしれない。

8.新ドラスタ島
「どうしても新宝島したかった」などと供述しており。
すごくキャッチーなメロディで耳に残るので新宝島だいすきなんですよね…で、どことやろう…と思って考えて、人数ちょうどいいしドラスターズでやろう!と思い立った次第。コメントで「一人足りなくない?」と結構言われたのですが、誰だと思っていたのだろう…?とそわそわしています。

9.双子星のリフレイン
ネタに走ったので少し浄化しようと(おい)。
月影のリフレインでいつか何かMAD的なものを作りたかったのと、双子星のカードイラスト本当にだいすきなので、これで何かひとつ真面目に作りたかった…のですが、動画の中でも言ったとおり素材が全然なくてあれが限界でした。CMっぽくしたかったんですがあんまりそうならなかったなぁ。
そのあとのやつはノリです。マイムマイム作るときに、2人のセリフを全部リストアップしたのですが、それの中に「不完全燃焼ってやつだよね~」があったので、つい魔が差しました。焼きたかったんだ。
前回「ミネラル配布して」とコメントいただいたのでそれらもまとめて配布です。
どうぞお役立てください(役に立つとは言っていない)。

10.ロタティオン(SIDEM-315)
「何か平沢師匠の要素を入れたい」とある日の深夜突如思い立ち、今井フェイフェイ的なのを目指して替え歌を作りました。
エンドロールでも言っているとおり、千年女優がだいすきなので、曲はロタティオン。
これがなかなか難しくてですね、なるべく
・母音or音を揃えられるようにする(聞いてそれっぽくなればいいや)
・同じアイドルはなるべく複数回使わないようにする
という制約を自分に課して作ったのですが、ところどころ無理やりすぎて聞き返してみても「いやいや…」ってなることが多かったです。すみません。あ、でも「紗枝 凛 ネネ 輝子」は割と自信ある。

11.わたしあるある
だからEDがSideMじゃなくて炎陣だったんです、というこぼれ話。

12.SideMあるある
ビンゴイベ苦手マン!!!!!今日告知ですね!!!!!寸劇で予告してた享介上位なんだろ!?ビンゴなんだろ!?!?!?……腹をくくらねば…。

13.蒼井兄弟vsサッカーvs知恵の輪
何と戦ってもらうかすごい悩んだ気がします。一応(こじつけですが)補足すると
蒼井兄弟vsサッカー→サッカーはふたりにとって重要なファクターで、だいすきなものであると同時に、悠介の未来が絶たれたのもまたサッカーによるものである
蒼井兄弟vs知恵の輪→享介は特技が知恵の輪だけど、悠介は苦手そう
サッカーvs知恵の輪→完全に成り行き
ということで最終的にあのような図になります。無理矢理だな。

14.おいしいたこ焼き
何か焼きたかった。喜多日菜子合作さんと焼き合作さんを拝見して衝動的にやった。


「ちゃんと焼け」と怒られましたの、気持ちはよくわかるのですが!後ろに炎置いたら食べ物が炭になっちゃうかなって!思って!という言い訳です。
あと翔真さん、本当にだいすきなのでいつかPを名乗れるようにがんばりたいです。
わたしが担当Pになるんだよ!!!!!
華村翔真合作さんもとっても素敵なので是非よろしくお願いします!
(こちらも制作者さんはわたしではない別の方です)
ほんとに、華村翔真さんって、世界一かっこいいアイドルなんですよぉ…


それから、美術館焼きの先駆者様がいらっしゃって、またしてもネタ被り(しかもこれはちゃんと見ていれば避けられたやつ)をすみませんでした…!マキノンかわいいですよね…クールのアイドルたちの中でもすごく好きです。いつかインサイドエクステンドお迎えしたい…

15.AILVE Side.M
硲さん乱入シリーズです。「超える」曲を探していたときに「えっこれめっちゃ(315プロアイドルの名前が)あるじゃん…やるしか」と気づき、犯行に及んだ模様。Re:bornのこの「超えてゆく」のあとの突然三拍子になるとこだいすきなんですよね…!

16.everlasting note
この記事を書いた理由とも言える、これ。
何個か前の記事でも触れたとおり、わたしにとってG.Addictとは永遠であり背負っている業でもあり、何よりも大切な宝物みたいなユニットです。彼らとの思い出は何にも代えがたく、これからも唯一無二の存在であり続けるだろう…少し言葉が重過ぎるかなとも思いますが、本当にそのくらいだいすきなユニットです。
だから今まで、他作品とのクロスオーバー的なものって考えたことがなかったんです。本当に、一度も。グラール騎士団・G.Addictの楽曲としてしか考えられなかったんですね。でも、やっと最近――前の記事の寺島さんのワンマンからぼんやりと思っていたのですが、特に先日のKENPROCKのことが大きかったかもしれません――いい加減前を向くべきなのかもしれない、確かにもうあの時間は戻ってこないだろうけれど、あの時間を、この気持ちを、彼らへのありがとうを、受け止めた上で進みだそう。「その時まで一緒に行」くことは叶わなかったけれど、それなら彼らとの思い出を、一緒に未来に連れて行こう。やっとそう思えるようになりました。
前回で言うW.W.D.Ⅱとのマッシュアップ的な、真面目に作るMAD枠の曲をずっと悩んでいたときに、ふっとG.Addictを聞いて、「これかもしれない」と思いました。…思えました。過去だいすきだったG.Addictへの思いを、今だいすきなSideMに託す…って言うと言いすぎかもしれないのですが、少なからずそういう想いもあり。歌詞がすごくWにも通ずる部分があるなって思ったんです、一人称は違うけど。
「愛すべき明日はキミと僕らが選ぶんだ」これからも監督として、彼らの未来を共に歩んでいきたい、という願いをこめて。
だいすきなG.Addictの曲で、だいすきなWの魅力をもっと増幅させられるかもしれないっていう、正直完全に自己満足の作品です。でもWもG.Addictもどちらもすごく素敵なユニットなので、相乗効果でよくなっていたら嬉しいです(B'z並感)。
余談ですが、もちろんこれの音源の編集もAviUtlのみで行っていたので、何度か突然mp3をうまく読み込めなくなってエラーを吐きまくるAviUtlくんに悩まされました。結局wavの音源で読み込みなおして編集しなおしという二度手間…!己の耳だけを信じてやってるという脳筋編集野郎なので、つなぎが不自然だったら申し訳ねえ…。
これと前作のでんぱ組.inc×Altessimoのマッシュアップ、マイムマイム、双子星のリフレインに加えてもうひとつ新しい動画を加えたものを単品であげたので、そちらももしよければ是非あわせてご覧ください!

17.エンディング
本当はDRIVE A LIVEか1990にしようと思ったのですが、前述のとおり低い声に限界を感じたので、もう女性曲にしよう、大和亜季を宣伝するために炎陣にしよう、って決めました。純情Midnight伝説だいすきなんですよ~~~!!!みんなかっこいい中にかわいさが絶妙にあるのがすごい素敵だなって!思います!!!「歌い方寄せてる?」ってコメントがありましたが、自分としてはそんなに意識はしてなかったんですが、無意識のうちにもともとの音源に近い歌い方になっていた気はする。
総選挙も始まりましたね!!!!!是非大和亜季に清き一票を!よろしくお願いします!!!!!シンマスを!SSRを!!!わたしは全力で願っています!!!!!

 

と、いうわけで長くなりましたが蒼井兄弟合作セルフ反省会でした。
Wは素敵なユニットだぞってことが伝わっていたら…と思います。
ところでわたしの担当でまだ合作がないアイドルがいるのですが、姉Pの弟Pは作ってくれるのでしょうか…待ってます。誰も作らなくてこのまま麗さんのことがみんなに知ってもらえないのならそれは悔しいので作るかもしれません。リアルの余裕ができたらね…。
それではまたどこかで!蒼井兄弟(と大和亜季を)よろしくお願いします!

ありがとうございました!!!