ごきげんよう

夏まっさかりですね(大嘘)

舞台「追放選挙」を観てきました。

 

ごきげんよう
夏も終わりかけていますがまだまだ暑いです。

 

さて、8月も終わりに差し掛かった今日この頃、タイトルの通り、舞台「追放選挙」を、観てきました。

以下、原作ファンで伊純白秋さんのヲタクの、舞台は好きですがそこまで詳しくはない程度の二次元と声優さんメインで追ってるヲタクが、ネタバレ全開で書いている文章になります。

 

そもそも、追放選挙自体、こう、いろいろ言われているゲームではありますが、わたしはとてもとても好きで、特に伊純白秋って人が好きなんですけど、キャラみんな、全員大好きで、結構何回も周回したりして、でもまだ全メッセージ埋まってなくてみたいな感じで………いやーあれどうやったら埋まるの!まだちまちま楽しみながらプレイしています。夏コミの缶バッチちゃんと全員揃いましたありがとうございます。

伊純白秋さんが好きで好きで仕方ない話、前に書いたのを少しまともに加筆訂正して記事にしました。一個前のやつです。これです→復讐するは彼にあり - ごきげんよう

上にも書いたとおり、舞台は好きですが、そこまでめっちゃ行く方ではないし、二次元アイドルやら声優さんやらを普段は追いかけているものですから、舞台化と聞いて、正直最初は行こうか悩んでいたし、ギリギリまで結構悩んでいたのです。

今までいわゆる2.5次元舞台的なものは、あまり好きな作品がされたことは少なくて(夢100くらいじゃないかな多分)、されたとしても行くほどではなかったんですね。

舞台自体好きなのは、もともと中高とも演劇部でしたし、人に誘われて行ってみたり、たまにふらっと行ってみたり、何回か学生有志の公演の照明スタッフですがやる方もやったりして……ですがどなたか俳優さんのファンだったり、熱狂的に通ったりするほどの舞台好きというほどでもなく。だからこそ「絶対行こう!」とは思えず、正直あのゲームをどう舞台化するのかと、期待と不安とが混ざった気持ちでおりました。

でも、あーだこーだ言うくらいなら、見てからいろいろ言おう。
行かないで後悔するくらいなら、言ってから「もっとああだったらよかったのに」と言おう、そう思ったのと、たまたまご縁があったのとで、観劇する運びとなりました。

 

前起きが長くなりすみません。
行った感想は「これ観に来てよかったなぁ」です。正直侮ってました。

まず開演前のアナウンス。アリス役の橋本さんがアリスで喋ってくださったんですが、ちゃんと「エネルギー保持のため、公演中は非常灯を消灯するよ」とか「ボクのルールに従わないと死んじゃうこともあるから、気をつけてね」とか、アリスが喋ってる…!ってなって、そこからもう震えていました。

あのゲームのお話のボリュームを、果たしてどうやって2時間弱という舞台の尺で収めるのか、というのはずっと思っていて。こうまとめてくるかー!みたいな。感じでした。最初の各キャラの台詞がキャラ紹介動画の最後の台詞なの、思わずにやっとしてしまいました。そんなところもこだわってる…!
行くか迷っていたときに少しだけネタバレを拝見したのですが、ゲームやった人間としては、やっぱり最初の未彩ちゃんのことを思い出さないところで「おお!?」となって。嘘がわかるあの赤文字の表現の仕方も、オリジナルキャラの皆さんの生かし方もなるほどなぁ、と。
今までゲーム内ではお話があの12人(+アリスとノーリちゃん)で完結していたので「アリスの話す世界観がすべて」だと思っていたけれど、「もしかしたら外にこういう別の組織なりなんなりが関わるお話があったのかもしれない」と思える可能性というか、余地というか、そんなものを与えてくれるお話だったかな、と感じました。

若干原作と異なる点(異なると言うか、取り上げ方が少し違うというか。動機につながるであろう過去の部分なんかでしょうか、百合園さんあたり顕著だったかもしれません)もありましたが、2時間でまとめる・お客さんにそのキャラの人となりを伝えるためには全然許されるだろう範囲内だったと思います。
ただ、どうしても自分が原作プレイ済みの人間なので、お話の全貌が一回舞台を見ただけでは伝わりきらないかもしれないな、という風に思ってしまって。舞台にする、台詞にするために、どうしても表現を簡潔に・説明っぽくならないようにするために仕方なかったのかな、というところが、どうしても言葉足らずに見えてしまって…、これをきっかけにプレイしてくださる方が増えたらとってもうれしいなぁ、と思った次第です!

最後の選挙の展開なんかも、知ってたからついていけたけど、初めての人は結構「ん?」ってなってる内に過ぎちゃったんじゃないかなぁ、と。苺恋ちゃんがわかりやすく気づいてくれたので、まだわかりやすくなっていたのかもしれないんですが…!

ラストはここで思い出すか~!とびっくりしました。一回しか観劇できなかったので、ちょっと把握しきれていないところがあったかもしれないのですが、「ゲーム内でも行われていた5001回目の選挙の、ありえたかもしれない別の可能性」なのかな?と個人的には思いました。ぬいぐるみあったし。あれで思い出せなかったけど、別の形でトゥルーエンドにたどり着いた彼らのお話。そのへんは観た人によって感じ方違うかもしれないのですが…。
あそこで終わってしまうって、あの舞台においては要くんは全然トゥルーエンドを迎えられていないんですね……地球に帰れたとして、その後どうなるんでしょう。その後を想像してみるのも面白いかもですね。

 

少しずつ、キャラクターのお話も。
まずはやっぱり好きなので、白秋さんのお話を。
白秋さん役の桐山さん、人生で3度目の舞台だとTwitterで仰られていましたが、そんなことぜんぜん感じさせないほどの名演で…!本当に二次元から白秋さんが出てきていたみたいでびっくりしました。横にいた双子のお2人がずっと白秋様白秋様~としてらしたのもあってか、2人への対応の仕方も、立ち姿も、すごく白秋さんでした…終演後お話させていただくこともできたのですが、近くで拝見したら本当にきれいなお顔立ちだし、すごく優しい方で…本当に、桐山さんの白秋さんを拝見できて幸せでした…。

個人的に、過去のあの「お前たち……殺し合え。生き残った方を、愛してやる」の台詞が大好きで、あの台詞を、音も映像もある状態でこの目で生きてるうちに観ることができるとは思いませんでした…ありがとうございます。ありがとうございます…!

まさか過去のお話をあそこまでしっかり描いてもらえるとは思わなくて本当にうれしかったですし、白秋さんの「復讐についてどう思うか?」という話をあんな風に盛り込んでもらえたのも嬉しかったです…結局作中、本番の選挙は一度しか行われなかったけれど、あんな風にゲーム内の他の選挙の内容にも触れてもらえるとは思わず震えました。

 

他のキャストさんたちについても少しずつ。
全体的に何様だよって感じの文になっちゃっている気がする。ごめんなさい。

要くん。どうしても原作を知っていると原作と比べてしまうのですが、原作とはまた少し違った趣で、でも要くんの理知的でありながら、親しい人のことになると暴走することもある部分はしっかりリンクしていたなって思います。他の方々が本当に二次元から飛び出してきたみたいな演技(もちろん良い意味でです)な中で、すごく舞台俳優さんだな、という感じの演技だから少し他と違った雰囲気を感じたのかもしれません。

苺恋ちゃん。本当に本当にかわいかったです…!正直ゲーム本編のプレイ前、苺恋ちゃんのキャラ紹介を見て「この子怖っ」って思っていたのですが、遠藤さんの演技と立ち絵、シナリオのおかげで、読み進めるほど本当にかわいくかわいく見えていって……そんな苺恋ちゃんの「危うさを内に秘めた強かさ」みたいなのがすごく、すごく感じられて、本当に苺恋ちゃんがそこにいました。すっごく素敵でした!!!

ノーリちゃん。追放選挙のキャラって結構みんな思ったより幼い子が多いと思うのですが、その中でもとりわけ幼そうで、それでいてすごく難しい役どころだったと思うのですが、見事にノーリで…めちゃめちゃびっくりしました。やっぱりプロの役者さんってすごい……。

未彩ちゃん。出番は少なめだけれど、作品で鍵になるキャラクターで。最初要くんが思い出さなかったからどんな形で出てくるんだろうと思っていたら、ラストであのシーンを見ることになるとは~ってちょっとびっくりしました。未彩ちゃんのあのシーン、すごく観ていて心に…来ますよね……すごくこう…罪悪感に訴えかけられました…。

 

アーシャちゃんカーシャちゃん。ゲームでも双子の松田姉妹が演じてらしたんですが、まさか舞台でも本当に双子の方が演じるとは…!お2人とも衣装がすごく似合ってらしたし、双子ならではのコンビネーションですごかったです…!蓼宮姉妹の恐ろしさがバシバシ伝わってきて、いやーこりゃあすごい素敵だ…めっちゃあの3人が三次元にそのまま現れた…って感動していました。アフタートークでも仲良し(?)っぷりを拝見できてとても楽しかったです。

 

勇璃くん。成人男性の方がやっていると思えないほど愛らしくてすごかったです…原作以上にツッコミキャラとして輝いていたように思います。本当にかわいかった…儚げでかわいらしいのに、過去のシーンではどこか底の見えない仄暗さみたいなものもしっかり見えたりして。もうだめだ語彙がないから「めっちゃ勇璃くんだった」しか出てこない。

道宗くん。2人を大切に思っていて、ちょっと抜けてるところもあるけど、憎めなくていいやつな体育会系!…って感じの道宗くんのベースはしっかりある中で、役者さんの色がうまいこと乗っていて、新しい道宗くんの魅力みたいなものに気づけた気がしました。すごく素敵でした!アフタートークでも五十嵐さん大活躍で、最初の印象と見終わっての印象が一番変わったキャストさんかもしれません。素敵な方と巡り会えますように!

実乃璃さん。もうそこにみおりさんがいました。すごかったです。夢見がちで、おっとりしていて、でもお姉ちゃんで、ちょっと優柔不断なみおりさんが…いました…。最後の未彩ちゃんのシーンとか、もうみおりさんそのもので…感動しました…。
ここ三人の過去のシーンの最後のところ、台詞回しがすごく印象的で好きでした。勇璃くんの最後の一言がすごく切なくて「あああ…」ってならずにはいられなかった…

 

百合園さん。もう喋った瞬間「百合園さんだ…」ってなったくらい百合園さんでした。原作よりか少し狂気レベルマシマシでしたが、それがより百合園さんというキャラを際立たせていたし、あの作品内で苺恋ちゃんとのシーンにきちんとつながるよう、いい塩梅だったんじゃないかなって感じました。

忍頂寺さん。いや~!!!本当に、各キャラ過去編が!あると思わなくって!(むしろ要くんたちについては伏せられていましたがあれはアリスのクイズもなかったことなので…)忍頂寺さん!すげ~よかったです!(語彙の欠如)。「『おいしかった?』って」のところ心の中で「うわー、うわー好き」って唱えていたくらい忍頂寺さんでした。最後ちゃんと出て行くところも、わー!彼の心が尊重されてる!って嬉しかったです。どうあがいてもやっぱり彼は救われない…いや、彼が望んでいるのでいいんでしょうけども。
ダメだ語彙がないから「ほんとにそのキャラが三次元にいたんだもん!見たもん!」みたいになってしまっている。すみません。

綾雷くん。やっぱりいたんだもんってなってしまうんですが、綾雷くんもすごく、あのいきがっちゃうけど本当はちょっと臆病ないいやつっていうのが!台詞の端々から感じられて…!脚本演出の突然の変更で、大変なところもたくさんあっただろうに、すごく作品を大切に大切に書いてくださったんだろうな、って伝わってきて、すごく嬉しかったです。お話してみたらすごく気さくな方で、直接お話できて嬉しかったです。本当にありがとうございました、お疲れ様です…!舞台のこと、もっともっと好きになりました。

アリス。橋本さん、本当に違和感なくアリスで、最初「人間がアリスを…!?」と思っていたのですが、杞憂でした…すばらしかったです。すごくパワフルな演技をされる方だなぁ、と観ていてすごく心地よかったです。アリスのあの憎たらしいけど憎めない絶妙なバランスで…すごかった(やっぱり語彙力が足りない)。

それから、twitterの方でオリジナルキャラのますみちゃんを演じてらっしゃった最上みゆうさんと何度かリプライさせていただいて。直接お話したときもすごく作品のことを愛してくださってるんだなぁ、と伝わってきてすごく嬉しかったです。
物販のところでずっとお話してくださった田中さん(間違っていたらごめんなさい…!)も本当にありがとうございました!

 

長々と綴ってしまいましたが、個人的には大満足でした。
良い意味で予想をたくさん裏切られて、悩んだけど行ってよかったなぁと思える公演でした!まだ千秋楽は残っておりますが、どうか最後までがんばってください…!

素敵な時間をありがとうございました!

 

ではではまた~!